東日本大震災から10年経ちました。 2021.3/14(日)

≪今週のみ言葉≫

「あなたがたが、これらのわたしの兄弟たち、それも最も小さい者たちの一人にしたことは、わたしにしたのです。」マタイ25章40節

    説教題:『最も小さい者のために』

    聖 書:マタイの福音書25章31~46節

<人の子が栄光に満ちて来臨される時、すべての人は、イエスの弟子たちと、彼らの伝えた福音をどのように扱ったかに基づいてさばかれる。福音の伝え手であり、また実際にその福音に生きるクリスチャンたちを親切に扱うことは、イエスをそのように扱うことなのである。ここにイエスと弟子たちとの目を見張る固い絆が見いだされる>(『牧羊者』2020.Ⅳ p.77)「羊飼いが羊をやぎからより分けるように彼らをより分け」(32)とは、当時一般的に羊とやぎを一緒に飼っていて、季節によっては夜間、寒さに強い羊と弱いやぎとを分ける必要があったというユダヤの日常をあらわし、わかりやすく説明されるイエス様の語り方でした。しかし、この時の分別は誠に厳粛です。

Ⅰ.祝福されたひとたち(34~40) 「それから主は右に入る者たち(羊)に言います。『さあ、わたしの父に祝福された人たち。世界の基が据えられたときから、あなたがたのために備えられていた御国を受け継ぎなさい。」(34)弟子たちは主を信じた時から前味として味わい始めていた神の国の豊かな恵みを見、ついに完全な形で受ける時が来たのでした。35、36節に彼らがキリストに対して表した愛のわざが列挙されます。しかし、これらの正しい人たちは、記憶にありません。そこで「主よ、いつ」(37~39)、私たちはあなたにそのようにして差し上げましたでしょうか?と尋ねます。それは彼らが救いにあずかり、主イエスの心が与えられ内からの愛と憐れみの心がほとばしり出て、周囲の人々に対してなしたにすぎなかったからでした。「すると、王は彼らに応えます。『まことに、あなたがたに言います。あなたがたが、これらのわたしの兄弟たち、それも最も小さい者たちの一人にしたことは、わたしにしたのです。」と。

Ⅱ.のろわれた者ども(41~46) 「それから王は左にいる者たち(やぎ)にも言います。『のろわれた者ども。わたしから離れ、悪魔とその使いのために用意された永遠の火に入れ。」(41)42,43節には、その人たちがキリストに対して行わなかったわざが列挙されます。そこで彼らは当然キリストと出会うこともなく、しなかったと言われても、それはいつのことでしょう?と理解しかねます。「すると、王は彼らに応えます。「まことに、おまえたちに言う。おまえたちがこの最も小さい者たちの一人にしなかったのは、わたしにしなかったのだ。」(45)と。「永遠の刑罰」に入るのか、「永遠のいのち」に入るのか_2つにひとつです。<キリストは、ご自身にある弟子たちを、ご自身と同一視なさるほど両者の間に驚くべき深い絆を見ておられる>(『牧羊者』p.78)「ですから、私たちは機会があるうちに、すべての人に、特に信仰の家族に善を行いましょう。」(ガラテヤ6・7~10)

<お知らせ>

▷本日13:00より『プロジェクト希望にむかって』委員会が行われます。新会堂のために主が備えていて下さる良い地に良い会堂が建てられますよう続いてお祈り下さい。

※3/16㈫関西聖書神学校第91回卒業式が新校舎にて行われます。3名の方々が卒業されます。おめでとうございます!

※3/19㈮第71回教団総会が、チサンホテルとZOOMにて行われます。お祈り下さい。

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