教会創立71周年記念聖餐式礼拝でした。 2020.10/4(日)

≪今週のみ言葉≫

「まことに主はこの場所におられる。それなのに、私はそれを知らなかった」。創世記28章16節

説教題:『神と出会う』

聖 書:創世記28章10~22節

≪人生は出会いで決まる≫良く聴く言葉です。本当にそうだと思います。数々の出会いの中でも『最高の出会い』、それは『人が神と出会う』ということです。見えない神とどのように?と思うでしょうか?今日はイサクの祝福の後継者、双子の弟のヤコブが神と出会ったところを学びます。

Ⅰ.ひとりぼっち? 「人」という文字は二人の人が寄り添うような形「人間」とは、人と人との間で生きる者というイメージです。しかし、誰もがどこかでいつか、「ひとりぼっち」を味わうことがあります。「ひとりぼっち」はいやだと思うでしょうか?しかし、実はその時こそが『神と出会う』チャンスなのです!ヤコブは兄エサウの「長子の特権」を自分のものとし、また母リベカと組んで、父イサクからの「祝福の祈り」をも自分のものとしました。兄エサウの心の内は怒りと殺意までわきあがったのを知って、母リベカは自分の兄ラバンのもとにヤコブを旅立たせます。東京から山口位までの長い距離です。ヤコブは生まれて初めての一人旅、しかも懐かしい家族を離れてこれからどうなるかも分からない旅に出ました。兄は復讐してくるかもという恐れも心にいっぱい、更に自分がどんなにひどいことをしたかという自責の念もありました。日が暮れて、夜になり、獣の吠える声も聞く中、ひとりぼっちのヤコブは石を枕にして泣きたい気持ちで横になりました。その眠りの中で、ヤコブは夢を見たのでした。夢というのはとても不思議なものですね。

Ⅱ.神とふたりで! 夢の中でヤコブは天から「一つのはしご」が地に向けて立てられているのを見ました。そのはしごを天の使いたちが上り下りしているではありませんか!そして主が彼のそばに立って言われます。「私は、あなたの父アブラハムの神、イサクの神、主である。わたしはあなたが横たわっているこの地を、あなたとあなたの子孫に与える」と。今まで父母、兄たちと共に過ごしつつ自分も神を信じる一人と思っていたかもしれません。しかし、実はそうではなかったのでした。ヤコブは初めて自分に語られる「神の声」を聴いたのでした!「わたしはあなたとともにいて、あなたがどこへ行ってもあなたを守り、あなたをこの地に連れ帰る」とまで言われます。ヤコブは眠りから覚めて言いました。「まことに主はこの場所におられる。それなのに、私はそれを知らなかった。」神と出会った瞬間でした!「わたしは、あなたに約束したことを成し遂げるまで、決してあなたを捨てない。」と言ってくださる神。「ここは神の家に他ならない」すなわちベス(家)エル(神)⇒「ベテル」でヤコブは神と出会い、以来ずっと≪神とふたりで≫歩む人生とされたのでした!!この「天からの一つのはしご」は、イエス・キリストの予表です(ヨハネ1・51)。まさにキリストは「インマヌエル」の神、すなわち「神われらと共にいます」 インマ(共に)ヌ(われらと)エル(神)です。イエス様と出会う時、もはや「ひとりぼっち」ではありません。「全知全能全愛なる神とふたりで」の素晴らしい地上の、そしてやがて天上の生活を満喫しましょう。

<お知らせ>

▷ 昨年2019年10月6日㈰、創立70周年記念お祝いして、早くも1年が過ぎました。コロナ禍の中もこの一年の守りと恵みを心より感謝して主に礼拝をおささげ致しました。

▷4月以来の聖餐式、幼小中高生17名への『新改訳2017』小型聖書贈呈、10月誕生者祝福祈祷の時と、すべてに感謝でした。

▷教会での使用聖書が本日から『新改訳2017』に替わりました。これも「新しい事」(イザヤ43・19)の一つです。72周年に向けて、更なる新しい主の祝福のみわざに期待して、祈り進んで参ります。ご加祷下さい。

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