雨の時季、霊の恵みの雨をたっぷりと 2023/7/2

≪今週のみ言葉≫

 「あなたがたは目を高く上げて、だれがこれらを創造したかを見よ。」

イザヤ書40章26節

   説教題:『創造者なる神』   聖書:イザヤ40章21~26節

   

「旧約の福音書」と言われるイザヤ書の構成は、1~39章までが裁きの預言、40~66章までが慰めの預言です。ちょうど旧約39書、新約27書、合計66巻の聖書の構成と全く同じです。「慰めよ。慰めよ。わたしの民を。ーあなたがたの神は仰せられるーエルサレムに優しく語りかけよ。」(イザヤ40・1~2)と、慰めの預言は始まります。「あなたがたの神」その神は『創造者なる神』ですというのが本日のテーマです。

 Ⅰ.創造者を仰ぐ 「はじめに神が天と地を創造された。」(創世記1・1)「あなたの指のわざである、あなたの天、あなたが整えられた月や星を見るに、人とは何ものなのでしょう。あなたが心に留められるとは。人の子とはいったい何ものなのでしょう。あなたが顧みてくださるとは。」(詩篇8・3,4)「私は山に向かって目を上げる。私の助けはどこから来るのだろうか。私の助けは主から来る。天地を造られたお方から。」(詩篇121・1,2) 人が作った神(偶像)とはまるで大違いの創造者なる神を知り、信じさせて頂く恵みは計り知れません。神は何もないところから創造(create クリエイト)されました!「神は仰せられた」すなわち「ことば」をもってすべてのものを創造して下さいました。天、月、星、太陽、空、雲、雨、風、雷、雹、雪、海、花、鳥、獣、樹、木。なんと精巧にできていることでしょう!まさにこの神は最高の芸術家(アーティスト)です!その創造の冠として「人」をご自身にかたどって造って下さいました。同じものを見ても、その背後に創造者を仰ぐことができるのと、そうでないのとでは、大きな違いです。その意味でも、伝えたいものです。

 Ⅱ.創造者を待ち望む 「あなたがたは知らないのか。聞いていないのか。」(21)「あなたは知らないのか。聞いたことがないのか。」(28)創造者なるお方を仰ぐだけでも心が広くされ、慰められ、前向きにされますが、さらには創造者を待ち望む者に注がれる大いなる恵みが記されています。「主は永遠の神、地の果てまで創造した方。疲れることなく、弱ることなく、その英知は測り知れない。疲れた者には力を与え、精力のない者には勢いを与えられる。」(28,29)私たちの信じる神は創造の神と、静まり仰ぐ恵みに生かされたいものです。このお方を過小評価してはいないでしょうか。たしかに「若者も疲れて力尽き、若い男たちも、つまずき倒れる。」(30)<まして、老人においておや!>です。「しかし、主を待ち望む者は、新しく力を得、鷲のように翼を広げて上ることができる。走っても力衰えず、歩いても疲れない。」(31)【「しかし、主を待ち望む者は新しく力を得る。すなわち力を変換する。上り坂で自転車のギアチェンジをするようにです。かくして鷲のように高く高く昇り、走っても力衰えず、歩いても疲れない、コンスタントな歩みの継続。そしてそれは前進すると共に上昇する。天の所に移された者にふさわしい歩みとなるのです。】(『神と共に歩む日々』10/3分。p.294)

  <お知らせ> 主の2023年早くも後半期に入りました。

▶夜中中やむことのない雨の音に創造者なる方を想い、後半期に備えられている恵みにも

 想いを馳せます。

▶諸教会が霊の恵みに満たされ、秋~クリスマスに向けて豊かに実が結ばれますようお祈りします。

▶楽しみにしていた教区デイキャンプは、残念ながら諸事情で今年は中止となりましたが、

 来年の更なる楽しみとなりました。

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