母の日・花の日礼拝でした。2022.5/8(日)

≪今週のみ言葉≫

「安心して行きなさい。イスラエルの神が、あなたの願ったその願いをかなえてくださるように。」サムエル記第一1章17節

説教題: 『ハンナの祈り』  聖書:サムエル記第一1章1~20節

全世界で「お母さん、ありがとう!」と母に感謝する「母の日」を迎えました。アメリカのウエストバージニア州のメソジスト教会のアンナ・ジャービスというクリスチャン婦人が、その母、アン・ジャービス夫人の2周忌の1907.5/12、母への感謝のしるしに、母が好きだった白いカーネーションを列席者に配り大きな感動を呼んだのがきっかけでした。1914年、ウイルソン大統領によって公の祝日と制定されました。日本で5月第二日曜日が「母の日」に定着してきたのは、当教会創立年と同じ、1949年頃からと言われています。「良き母の典型」ともいわれる『祈りの母・ハンナの祈り』に学びます。

Ⅰ.ハンナの信仰の祈り ハンナ、その名の意味は、「いつくしみ、恵み」という意味です。エルカナには二人の妻があり、ひとりはハンナ、もう一人はペニンナでした。主が胎を閉じておられたため、ハンナには子どもがなかったのですが、エルカナは彼女を愛していたため特別の受ける分(2倍のもの)を与えていました。ところがペニンナは彼女に敵対し、ハンナをひどく苛立たせたのでした。「子どものない苦しみと悲しみ」が、ハンナを祈りに追いやったのでした。あまりの悲しみと苦しみのために「泣いて、食事をしようともしなかった」(7)のでした。「ハンナは立ち上がった。」(9)「ハンナの心は痛んでいた。彼女は激しく泣いて、主に祈った。」(10)のでした。《祈りに祈り、祈り抜いた結果、<食事した。その顔は、もはや以前のようではなかった>のです。このことは彼女の純真な信仰をあかしし、またその重荷を主にゆだねたことのあかしです。ハンナは自分の願いが実現する前に、既に子どもが与えられると確信し、信仰によって子どもをささげる決心をしたのです。≫(「牧羊者」P.48)

Ⅱ.ハンナのかなえられた祈り ハンナの様子を気にして、祭司エリはハンナに語りかけ、その事情を知りました。そして本日のみことば、17節を語りました。これはエリからの祝福の宣言であり、またとりなしの祈りでもありました。祝福には力があり、有効なものであると信じられていました。「エルカナは妻ハンナを知った。主は彼女を心に留められた。」(19)のでした。そして、年が改まって、ハンナは身ごもって男の子を産みました。その名は「サムエル」と呼ばれる男の子でした。「私がこの子を主にお願いしたのだから」とハンナは言って、「サムエル」と名付けました。ヘブル語で、「シャーマー」(求める・聞かれる)「エル」(神に)すなわち、<神に求めて聞かれた>とのあかしの名前でした。実にハンナの祈りは、その時代を変革していく祈りとなったのでした。サムエルは献げられ、その時代の『神のともしび』(3・3)とされ、イスラエルの最初の預言者として用いられました。『祈りの母』から、神の豊かな祝福が溢れ出るのです。

<お知らせ>

・全世界で「母」に感謝をささげる、うるわしい「母の日」です。6月第二の「花の日」とドッキングして行うようになって12年です。

・コロナ以前のように、愛餐会やプレゼントができませんが、日頃お世話になっている交番と消防署に「フラワーバスケット」をCS生徒と教師とで届けます。その後、2ヵ月に一度のCS教師会です。

≪お母さん、ありがとう!神様、美しい花々をありがとう!≫

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