6月一杯も自粛・自宅礼拝です。2020.6/7㈰

≪今週のみ言葉≫

「全世界に出て行って、すべての造られたものに福音を宣べ伝えよ。」マルコ16章15節

説教題:『福音を伝える』 

聖 書:マルコ16章14~20節 

「全世界に出て行って、すべての造られたものに福音を宣べ伝えよ。」マルコ16章15節

 3/1㈰のレント・メッセージ①から、マルコによる福音書より、主のメッセージを頂いて来て、本日が最終となります。その頃から新型コロナウイルス感染拡大が騒がれてきて、未だに大胆な宣教活動と集会が阻まれている状況ではありますが、主のご命令には変わり有りません。 

 Ⅰ.人の不信仰と無力(マルコ16・11~14) 

 「信じなかった」(11)、「信じなかった」(13)、「信じなかったからである」(14)と弟子たちの復活の主への不信仰が記され、イエスは「彼らの不信仰と心のかたくななことをお責めになった」(14)のでした。十一弟子たちは恐れに取り囲まれていたのでした。不信仰のゆえにまことに無力であったわけです。しかし何と驚くべき主の命が、このような人々に与えられたことでしょう!これはまさに神の御子の信仰という以外の何ものでもありません。

Ⅱ.神の信仰と能力(マルコ16・15~20)

 神のご命令は、「全世界に出て行って、すべての造られたものに福音を宣べ伝えよ」(15)です。何という大規模な命令でしょう!「全世界」の人々に福音が必要なのです。「すべての造られたもの」に福音が必要なのです。この時、弟子たちの内の誰一人として、この「全世界的」宣教の幻はみじんも描いた人はいなかったでしょう。当時の「全世界」の限界もありますが、それ以上に弟子たちの信仰の目に限界があったのです。しかしそれにも関わらず、神はこのような「人」を信頼して、福音宣教を委ねられました。そして本当にこのご命令は実現されていったのでした。神のご命令ならそのまま受取り、その実現は神がなさって下さると信頼してただ従うのみです。19節と20節の間に「ペンテコステ」がありました。その実現のための推進力、神のパワー(能力)が人に注がれねばなりませんでした。それが「ペンテコステ(聖霊降臨)」でした。この上よりの聖霊の力を受けて、人の不信仰と無力とは、神の信仰と能力にのまれてしまって、神のご命令は実現されていったのでした。そしてこのVISION(ビジョン)実現のためには、その背後にあった神の推進力には驚くべきことが潜んでいたのを知ります。使徒行伝7章のステパノの殉教と散らされた人々、8章のサウロの迫害、教会としての最暗黒の日々、9章のサウロの驚くべき回心、そしてヨーロッパ宣教へと!

〔証し〕 VIKING(バイキング 海賊)の国と言われた英国からB・F・バックストン師が来日されたのは1890年、ちょうど130年前の11月でした。1903年、日本伝道隊が英国で設立されました。わたしは1969年4月にJEB(日本伝道隊)関西聖書神学校に入学し、その春1966年に召されたJEB主幹のウィリアム・ビー先生のお墓に行きました。墓碑には‘For to me, to live is Christ and to die is gain’(ピリピ1・21)が刻まれていました。ご自分の母国を離れキリストの命令に従って宣教地、この日本に骨を埋められた宣教師の献身に心打たれました。1976年㋀、この先生のご夫人、バーバラ・ビー先生とロンドンの「祈り会」に出席しました。20名ばかりの方々が日本のために熱く祈ってっ下さっていました。「あ、私の救いはこの祈りから来たのだ!」と霊感を覚えました。宣教師の方々のため、祈りましょう。私たちは、今遣わされている家庭、職場、学校が宣教の地です。人々の救いのため祈りましょう!

<お知らせ>

▷緊急事態宣言解除とはいえ、まだまだ不安定な状況です。完全な終息のため祈り続ける必要があります。

▷教会でも、また超教派での集会は年内は中止延期となっている中で、継続されている祈祷会を感謝すると共に、ふと祈りのうちに「今年中止延期となったすべての主の集会に、来年は2倍の祝福を!」との祈りがついて出ました!信じていきます。

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