クリスマス合同礼拝でした。  2023.12/24(日)

≪今週のみ言葉≫

「ユダヤ人の王としてお生まれになった方は、どこにおられますか。」マタイの福音書2章2節

   説教題:『王なるキリスト』   聖書:マタイの福音書2章1~22節

12/19㈫の読売新聞・編集手帳の記事の一部です。「解説の音声の作用か、プラネタリウムで眠くなる人は多い。だが兵庫県明石市の市立天文科学館長 井上毅さんはこう話す。『人間は太古の昔から、星空を眺めながら眠ってきた。本能だ。』プラ“寝た”リウムだからでもない。」 しかし聖書のここに登場する博士たちは目覚めていた人たちでした。「主は星の数を数え そのすべてに名をつけられる。」(詩篇147・4) 「ヤコブから一つの星が進み出る。イスラエルから一本のつえが起こり、モアブのこめかみをすべてのセツの子らの脳天を打ち砕く。」(民数記24・17)この民数記の「一つの星」の預言は、ベオルの子バラムによって告げられたメシア(救い主)誕生の預言でした。

Ⅰ.不思議な星の出現と導き 「見よ、東の方から博士たちがエルサレムにやって来て、こう言った。」(1)「東の方」とは、【大規模なユダヤ人社会が形成されていたバビロンが有力な候補である。いずれにしてもユダヤの宗教・文化が広く知られている地域であり、博士たちもその影響を受けていたのだろう。】(『牧羊者』p.79) 聖書には博士たちが何人であったかは記されていません。贈り物が、「黄金、乳香、没薬」(11)と印されているところから3人とされてきてはいますが、贈り物も、口語訳や文語訳では「黄金、乳香、没薬など」とありますので、それら以外の礼物もあったかもしれません。王の誕生の星を見た彼らは、当然エルサレムの都、ヘロデ王の宮殿を訪れました。「ユダヤ人の王としてお生まれになった方」(2)「ユダヤ人の王」とは「救い主」を指し示す言葉ですが、ヘロデ王は、それを「キリストはどこで生まれるのか」と問いただしました。預言に基づいて待望されてきたお方でした。民の祭司長たち、律法学者たちは、ミカ書5・2の預言を引いて(6)「ユダヤのベツレヘム」と答えました。ヘロデ王は、星の現れた時期について詳しく聞き、知らせてくれるように、自分も拝みにいくと言って、博士たちを送り出しました。この間、「星」は姿を消していたのでした。博士たちが出て行くと、再び星は現れ、彼らを幼子の居るところまで導いたのでした。「その星を見て、彼らはこの上もなく喜んだ。」(10)のでした。

Ⅱ.王なるキリストへの礼拝 「星」がその上にとどまった所はもちろん家畜小屋ではなく、「家」でした。8日目に幼子に割礼をほどこし、名をイエスと名付け、男の子の誕生の場合のきよめの期間33日間をベツレヘムの家で過ごしていました。博士たちは「母マリアとともにいる幼子を見、ひれ伏して礼拝した。そして宝の箱を開けて、黄金(イエスの王権)、乳香(イエスの神性)、没薬(イエスの受難)というふさわしい捧げものを献げて礼拝しました。今もまた永遠に世界の王であり、私の王であられるお方にふさわしい礼拝を聖日ごとにおささげできますように。(ローマ人への手紙12章1節)

  <お知らせ>

▶本日の「博士たちの礼拝」は、私たち「異邦人」の礼拝の先駆けでした。真の礼拝者として生涯生かされ、やがて天上での礼拝の限りない光栄にあずかりたいものです。

▶2024年元旦は月曜日となりますので、あるいは教会に集っての元旦礼拝をされない教会もあることでしょう。ご参考までに御案内いたします。

元旦11:00より、YouTube視聴にて教団委員長 井上義美師からのメッセージを頂いて新年をスタートできます。「須賀川シオンの丘チャンネル(ライブ中継)」タイトルは「元旦合同礼拝2024-01-01(日本イエス・キリスト教団有志教会)」で検索。あるいはチャンネル検索してライブをクリックだけでもO.K.とのことです。良い年末年始を!

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