2022年後半期スタートの礼拝でした。2022.7/3(日)

《今週のみことば》「サウルの息子ヨナタンは、ホレシュのダビデのところに行って、神によってダビデを力づけた。」サムエル記第一23章16節

説教題: 『神様の励まし』  聖書:サムエル記第一23章15~18節

 本質的弱さ(essential weakness)を持つ肉なる人間にとって、慰めの奉仕(comforting ministry)、励ましの奉仕(encouraging ministry)ほど、嬉しいものはありません。本日のテキストは、愛しあう友人同士、ダビデとヨナタンの最後的出会いの記事です。サウルの執拗な追跡を逃れるダビデでしたが、「サウルは、毎日ダビデを追い続けたが、神はダビデをサウルの手に渡されなかった。」(23・14)のでした。

Ⅰ.ヨナタンが神によって(23・16) どれほど神に近く歩んできたダビデといえども、これほどの身に危険をもろに覚えるサウルの追跡の前には、恐れも多く押し寄せていたに違いありません。そこへ突如、ヨナタンが現れ、「神によってダビデを力づけた。」(16)のでした。「力づけた」は直訳すると、「手を強くした」。「神によって」すなわち救いは必ず神から来るとの信仰からくる励ましでした。愛の励ましの具体的内容が続きます。①恐れることはありません。神はしばしば人に語りかける時、まずは、この語りかけから始められました。次には救いの約束が続きます。②父サウルの手が、あなたの身に及ぶことはない。ヨナタンは神の守りを確信し、保証しました。なぜなら、③あなたこそ、イスラエルの王となり、私はあなたの次に立つ者となるでしょう。かつて、ヨナタンの心がダビデに結ばれた時点で、自分の上着や身につけていた物すべてをダビデに与えていました。(18・4)。④父サウルもそうなることを確かに知っているのです。この証言は、ダビデの即位の正統性を力強く語るものでした。「二人は主の前で契約を結んだ。」(18)こうしてヨナタンは、恐れの中にあるダビデに、主にある愛の励ましを届けたのでした。考えてみれば、ヨナタンはダビデのゆえに多くを失った存在だったのですが。

Ⅱ.ダビデは自分の神、主によって(30・6) サウル王率いるイスラエル軍がペリシテ人との最後の戦いに臨もうとしていた時、ペリシテ人たちは、そこにいたダビデとその時既に600人の集団となっていた彼らが一緒に戦いに行くことを拒みました。そこでダビデとその部下600人が、ツイクラグに帰ってみると、アマレク人によってダビデの妻たちもすべての人々が捕らえられていき、町は火で焼かれていました。ダビデも部下達も大声で泣き、ついには泣く力もなくなりました。「ダビデは大変な苦境に立たされた。兵がみな、自分たちの息子、娘たちのことで心を悩ませダビデを石で打ち殺そうと言い出したからだった。しかし、ダビデは自分の神、主によって奮い立った。」(30・6)のでした。かつてヨナタンが神によって自分を力づけてくれたのを思い起こし、主によって奮い立ったのでした。主に伺い、勝利の約束を握ってアマレク人の手からすべてを奪い返すことができたのでした!お互いも主によって励ます存在として用いられたいものです。

<お知らせ>
・早くも梅雨が明け、猛暑の中に今年の後半期の歩みに入りました。それぞれ熱中症対策をしつつ、主に守られて恵みのうちに過ごしましょう。

・次週7/10㈰礼拝後には、2ヵ月に一度のCS教師会を行い、子どもたちのための「夏のキャンプ」の相談をします。お祈り下さい。

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