4月最終礼拝でした。2021.4/25(日)

《今週のみ言葉》

「人はパンだけで生きるのではない」と書いてある。ルカの福音書4章4節

説教題:『みことばで勝利』

聖 書:ルカによる福音書4章1~13節

 ヨルダン川でバプテスマのヨハネから洗礼を受けられ、聖霊が鳩のようにイエス様の上に降り、父なる神の御声、「あなたはわたしの愛する子。わたしはあなたを喜ぶ。」と聞かれたイエス様は、聖霊に満たされ、御霊によって荒野に導かれて、悪魔の試み(誘惑)を受けられました。これは今後の「霊の戦い」のための大切な<前哨戦>だったのです。

Ⅰ.誘惑者、悪魔(3度の誘惑)  

1.「肉の欲」(ヨハネの手紙第一2・16)40日に亘る断食によって、空腹になられた主に、悪魔は、「あなたが神の子なら、この石に、パンになるように命じなさい。」といいました。ルカ3・22、先週の父からの御声、「あなたはわたしの愛する子。」とのみ言葉を逆手に取って近づきました。 

2.「目の欲」(同上)。イエスを高いところに連れて行き、一瞬のうちに世界のすべての国々を見せて、言いました。「もしあなたが私の前にひれ伏すなら、すべてがあなたのものとなる」と。この「ひれ伏すなら」とは、「たった一度でいいから」との意味合いがあります。 3.「暮らし向きの自慢」(同上)。次に悪魔はイエスをエルサレム神殿の屋根の端に立たせて言いました。実に、ここで悪魔も「み言葉」を引き合いに出すのです。詩篇91・11~12で、神の守りを語ります。悪魔もみ言葉に通じているのです。これらの誘惑は、初めの女、エバへの誘いと同じでした。エバは禁じられていた木の実を見るに「食べるのに良さそうで(肉の欲)、目に慕わしく(目の欲)、賢くしてくれそうで好ましかった(暮らし向きの自慢)」(創世記3・6)ので、取って食べ、また夫アダムにも与え、彼も食べたのでした。

Ⅱ.勝利者、イエス(3度の勝利) 1.申命記8・3「人はパンだけで生きるのではなく、人は主のみ口から出るすべてのことばで生きる」によって勝利。(ルカ4・4)。 2.申命記6・13「あなたの神、主を恐れ、主に仕えなさい。」によって勝利。(ルカ4・8)。 3.申命記6・16「あなたがたの神である主を試みてはならない」によって勝利。(ルカ4・12)。「悪魔はあらゆる試みを終えると、しばらくの間イエスから離れた。」(13)「しばらくの間」とは、脚注によると「時が来るまで」です。何の時でしょう。それは「十字架」の時でした。そこでも誘惑者は犯罪人たちの口を通して誘いました。「お前はキリストではないか。自分とおれたちを救え」(ルカ23・39)。しかしイエスは最後まで誘いに乗らず、父のみ旨(み言葉の預言)一筋に従い抜かれました。まさに「完全勝利」でした。 「すべて世にあるもの、すなわち、肉の欲、目の欲、暮らし向きの自慢は、御父から出るものではなく、世から出るものだからです。世と、世の欲は過ぎ去ります。しかし神のみこころを行う者は永遠に生き続けます。」(ヨハネの手紙第一2章16節)≪勝利の鍵は、神のみ言葉≫です。ですから、神の子、イエスに倣って、私たちも聖書(みことば)を読み、心にとどめ、暗唱し、実行して勝利の日々を過ごしましょう。

<お知らせ>

▷ <心も満腹「弁当の日」20年>という本当に心暖まる嬉しい記事が、4/23(金)の讀賣新聞に載っていました。綾川町にある滝宮小学校の校長だった竹下和男さん(72)が2001年に発案したことでした。今や全国2000校へ拡がり、映画化され、4月から上映されています。「子どもが献立考え『調理学校に持参」して食べることにより、給食を完食する子が増え、食事を作ってくれる人への感謝の気持ちがあふれ、クラスメートとの会話も増え、家族の絆も深まり」と、コロナ禍中のすばらしいオアシスニュースでした!上映申し込みは映画の公式サイト(https://bento-day.com/)からとのことです。

▷ 「藤の花」が美しく咲いています。この花は、春と夏の境の花だそうで、いよいよコロナ禍2年目の夏到来です。新学年が始まってもうすぐ1か月、ゴールデンウイークを前に、さらにコロナの終息をお祈りします。

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