3月最終・年度末礼拝でした。2023/3/26(日)

≪今週のみ言葉≫

 「人が自分の友のために命を捨てること、これよりも大きな愛は誰も持っていません。」

ヨハネの福音書15章13節

 説教題:『最大の愛』 聖書:ヨハネの福音書15章12~17節

  レント(受難節)を過ごしています。いよいよ次週、4/2㈰はレントの最終週に入る受難週礼拝(パームサンデー)です。本日は、愛なる神のひとり子、救い主イエス・キリストを通しての『最大の愛』のメッセージです。

Ⅰ.キリストが示された『最大の愛』 「神は愛です」(Ⅰヨハネ4・16)。その愛なる神に遣わされて地上で歩んで下さったキリストの公生涯の3年半の中に、父の愛を反映したキリストの愛がほとばしり出ました。病の癒しの奇跡、5000人、4000人の給食の奇跡、悪霊を追い出した奇跡、死人を呼び起こした奇跡、これら全ての背後には、キリストの愛と憐れみの心が息づいていました。そして十字架の前夜、弟子たちの洗足で仕える愛を示され、ついには翌日十字架にかかられて、ご自分のいのちを捨てて下さいました。本日のみ言葉の通りです。使徒ヨハネは、「愛の使徒」と呼ばれました。また自分でも「イエスが愛しておられた弟子である」(ヨハネ13・23)と記していたほどです。それほどにも主の愛に鋭敏であったヨハネが、十字架の麓に立って主を仰いだ時の感動を、み言葉に表わしました。「キリストは私たちのために、ご自分のいのちを捨ててくださいました。それによって私たちに愛が分かったのです。」(Ⅰヨハネ3・16)命を捨てるほどの『最大の愛』をキリストは示して下さった!と! 晩年のヨハネは「互いに愛し合いなさい」が口癖だったということです。

 Ⅱ.キリストが求められる『最大の愛』

「わたしがあなたがたを愛したように、あなたがたも互いに愛し合うこと、これがわたしの戒めです。」(12)こう聞いた弟子たちは、きっと心刺されたに違いありません。なぜなら彼らはいつも、誰が弟子たちの中で一番偉いかと言い争ってばかりいたからです。時には「天の御国では、いったい誰が一番偉いのですか。」(マタイ18・1)とさえ聞いていたのですから。そういう弟子たちの前にキリストは愛の奇跡を行い、しもべとなって仕え、命を捨てる十字架に『最大の愛』を示されましたが、その前に語られました。「わたしが命じることを行うなら、あなたがたはわたしの友です。」(14)「わたしはあなたがたを友と呼びました。」(15)【「友」(ギリシャ語でフィロス)は「愛する」(ギリシャ語でフィレオー)から来ている言葉です。ゆえに主が「友」と言う時、「愛する人々」という意味が込められている。「友」となることと「愛する」こととは同義であることが分かる(14・15,21参照)】(『牧羊者』P.91) キリストは、弟子たちと共に、今、私たちをも選んで下さり(16)、この『最大の愛』を行いをもって伝え、愛の実が結ばれていくことを求めていて下さいます。「いのちを捨てる」とは「投げ出す」「差し出して提供する」ということで、自分のいのちを、自分だけのためでなく、隣人のために与えていく、その愛の行動のことです。愛なる父と祈りの内に深く交わり、豊かな実が結ばれていくことを、キリストは求めておられます。

  <お知らせ>

▶3/22(水)はWBC(ワールド・ベースボール・クラッシック)は日本優勝で国中が湧きました‼

 美しい卒業式の様子も目にしました。感動の年度末と言えると思います。それぞれ常勝の主イエス様

 とよい新年度をとお祈りします。

▶4/1(土)には「今月のメッセージ」「4月のお祈り」「ヘッダー桜」が更新されます。

▶4/2(日)は、(パッションウィーク)、4/6(木)は洗足記念日、4/7(金)は受難日、そして4/9(日)

 復活祭(イースター)礼拝の聖日です。多くの方と喜び合えますようにとお祈りいたします。

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