8月最終聖日でした。2022.8/28(日)

《今週のみことば》

「では、あなたの霊のうちから二倍の分を私のものにしてください。」 列王記第二 2章9節

説教題: 『信仰を受け継ぐ』       聖書: 列王記第二 2章1~15節

「では、あなたの霊のうちから二倍の分を私のものにしてください。」 列王記第二 2章9節

カルメル山頂で大いなる働きをしたエリヤでしたが疲れ切り、弱り果てました。そのエリヤの働きを引き継がせる預言者として、神はエリシャを選ばれました。列王記第一19章19~21節に、エリシャがエリヤに従ったことが記されています。そして今日のところは、しっかりとエリヤからエリシャへとバトンが渡された場面です。

Ⅰ、先輩預言者エリヤ  「主がエリヤを竜巻に乗せて天に上げようとされたときのこと」(1)とあります。「竜巻」は口語訳では「つむじ風」、新共同訳では、「嵐」と訳され、聖書では、火、雷、地震のように、神の顕現を示す現象の一つでした。エリヤはそのことを知った上で、エリシャを連れてギルガルから出て行きましたが、「ここにとどまっていなさい。主が私をべテルに遣わされたから」と言うと、エリシャは、「主は生きておられます。あなたのたましいも生きています。私は決してあなたから離れません。」と言い、預言者の仲間たちがエリシャに「今日、主があなたの主人をあなたから取り上げられることを知っていますか」と言っても、エリシャは「私も知っていますが、黙っていてください」と答えて、同じように、この会話は、エリコでも、またヨルダンでも交わされました。ヨルダン川のほとりに立った時、エリヤは自分の外套を取り、それを丸めて水を打つと、水が両側に分かれたので、二人は乾いた土の上を渡りました。渡り終えて、エリヤはエリシャに、「あなたのために何をしようか。私があなたのところから取り去られる前に求めなさい」と言うと、エリシャは今日のみことばを言いました。エリヤは「あなたは難しい注文をする。しかし、私があなたのところから取り去られるとき、あなたが私を見ることができれば、そのことはあなたにかなえられるだろう」(10)と言い、全く神に委ねたのでした。「二倍の分とは、長子の分け前であり、後継者とされることを意味しました。こうして、「火の戦車と火の馬が現れ、この二人の間を分け隔て、エリヤは竜巻に乗って天へ上って行った(11)のでした。

Ⅱ、後継預言者エリシャ  エリシャは、「わが父、わが父、イスラエルの戦車と騎兵たち」と叫び、自分の衣を二つに引き裂き、エリヤの身から落ちた外套を拾い上げ、引き返してヨルダン川の岸辺に立ちました。彼は、エリヤの身から落ちた外套を取って水を打ち、「エリヤの神【主】はどこにおられるのですか」と言い、エリシャが水を打つと、水が両側に分かれ彼はそこを渡りました。預言者の仲間たちは、「エリヤの霊がエリシャの上にとどまっている」と言って、彼を迎えに行き、地にひれ伏して礼をしたのでした。エリシャは、神に従い、その使命を果たしていきました。『信仰を受け継ぐ』私たちは主のしもべとして、主イエスの信仰にならい、従い、(ガラテヤ2・19、20)、さらには、子々孫々にこの『信仰を受け継ぐ』人々が起こされるように、祈ろうではありませんか。

<お知らせ>

▷今日午後の役員会にて、礼拝ならびに教会学校・かえるクラブの再開がどうなるか決定されます。お祈り下さい。

▷今週水曜日で早くも8月が終わります。「今月のメッセージ」「9月のお祈り」「ヘッダー(ブルーベリー」が更新されます。

▷コロナの一日も早い終息を祈ります。

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