2021年のペンテコステ礼拝でした。 2021.5/23(日)

≪今週のみ言葉≫

「御霊の実は、愛、喜び、平安、寛容、親切、善意、誠実、柔和、自制です。」ガラテヤ5章22,23節

説教題:『豊かに実を結ぶ』

聖 書:ガラテヤ5章16~26節

キリスト教会の三大祭、クリスマス、イースター、ペンテコステのうちの第3番目、ペンテコステ(聖霊降臨)記念日を迎えました。おめでとうございます!コロナ渦中で、イースターに続いて喜ばしくこの記念日を覚え、大いに上からの励ましと力を頂いて前進したく祈ります。

Ⅰ.いのちの御霊が降(くだ)った (使徒の働き2・1~4)。

「五旬節の日になって」(11)キリスト復活後の顕現40日プラス聖霊待望祈祷の10日間で、復活後50日目のことでした。「父の約束」(1・4)の聖霊、キリストの御霊が天から、祈り待ち望んでいた120人ほどの人々(1・14)の上に注がれ、「一人ひとりの上にとどまった」(2・3)のでした。「炎のよう」に、内なる汚れ、肉なるものを焼き尽くし、キリストを大胆に証しする「舌」が与えられ、まさに彼らは「力を受けま」した。(1・8)。それは、ギリシャ語で<デュナミス>=<ダイナマイトの力>でした。億怯な使徒たちは、俄然キリストの「証人」(1・8)。すなわちギリシャ語で<マルトス>、英語で<martyr マーター>『殉教者』と造り上げられたのでした。その日、ペテロのいのちの御霊に押し出されての説教の前に、魂を深く刺され、悔改めて十字架と復活の主を信じた人々が、3000人ほど起こされ、ペンテコステの実として地上の教会が誕生し、今なお、私たちは聖霊時代、教会時代に生かされているのです。

Ⅱ.いのちの御霊が結ぶ実 (ガラテヤ5・22~23)

「肉のわざは明らかです。」と、ガラテヤ5・19~21に、そのリストが列挙されています。しかしその肉を、情と欲と共にキリストの十字架につけた者にして(5・24)、初めて、麗しい「御霊の実」が結ばれます。すべての実の前に<キリストの>をつけると全くピッタリきます。次のようにまとめる方もあります。①御霊の姿(Portrait ポートレート)が「愛、喜び、平安」。②御霊の働き(Project プロジェクト)が「寛容、親切、善意」。③御霊の目的(Purpose パーパス)が「誠実、柔和、自制」と。また次のような解説も味わい深いです。結ばれる実は『愛(アガペー)』です。そして「喜び」は、愛が喜んでいる姿、「平安」は愛が休息している姿、「寛容」は愛が長く苦しみ忍んでいる姿、「親切」は愛が触れている姿、「善意」は愛が行動している姿、「誠実」は愛が信じている姿、「柔和」は愛が優しくかがみこむ姿、「自制」は愛が耐えている姿ですと。いずれにしても、ただいのちの御霊によってのみ、こうした豊かな実が結ばれるのです。日々、聖霊を祈り求め、満たされ、実を結ぶものとして生かされましょう。

<お知らせ>

▷2021年のペンテコステ、心よりおめでとうございます!初めてのペンテコステの日、風のように、炎のように、舌のように、祈っていた120名ばかりの人々に降った聖霊なる第三位の神!そのダイナマイトの力で「主の証人」が誕生しました!

▷「父はもう一人の助け主をお与えくださり、その助け主がいつまでも、あなたがたとともにいるようにしてくださいます。」(ヨハネ14・16)との主イエスの約束通り、今も信じる者たちと共におられて、「いのちのわざ」をなし続けていて下さいます。

▷聖歌隊賛美や「ペンテコステクッキー」はありませんが、この春デザインカレッジに入学した姉妹により「ペンテコステ記念カード」が作成されました。

▷コロナ禍、ワクチン禍の中も『祈って』勝ち進み、神に栄光を帰する教会でありますように!

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