1月最終主日礼拝でした。2021.1/31(日)

≪今週のみ言葉≫

 「わたしの臨在がともに行き、あなたを休ませる。」出エジプト記33章14節

説教題:『主の臨在とともに』

聖 書:出エジプト記33章7~17節

今週と来週とで、今年日本イエス・キリスト教団に与えられているみことばを共に心に刻みたく願います。今年は教団創立70周年の年です。教団創立総会は1951年7月20日でした。初代委員長の小島伊助先生が、祈りのうちに教団のために与えられたみことば、それがこの出エジプト記33章14節のみことばでした。7月には『教団70周年記念誌』発行予定です。編集委員長:大塚篤師、編集委員:宮崎浩師、小野淳子師、印刷:松木共栄印刷のためにお祈り下さい。大切なみことばがどのような背景のもとに語られたか知っておきましょう。

Ⅰ.とりなしの威力(32・30~35)(33・12~13,15~16)

32章33章には神によってイスラエルの民の為に立てられた指導者モーセの3段階の祈りが記されています。すべてが「民のためのとりなしの祈り」です。その背景は、モーセが「十戒」を授けられるため山に登っていた40日間の間に、早くも民が神に背き、アロンをして偶像「金の子牛」を作らせ、神の目の前に堕落してしまったできごとでした。神の怒りは燃え上がり民を滅ぼそうとさえ思えるようなものでした。モーセはアブラハム、イサク、イスラエルとの契約を持ち出して、神の怒りをなだめました。しかし山から降りて然るべき刑罰が罪を犯した民の上に下されました。そしてモーセはその翌日、民の罪の為に神の御前に宥めをするために再度主のところに戻ってとりなし祈ったのでした。その究極は「今、もしあなたが彼らの罪をゆるして下さるなら---、しかしもしかなわないなら、どうかあなたがお書きになった書物から私の名を消し去ってください」(32・32)との驚くべき祈りでした!「彼らの身代わりになって自分が永遠に地獄に落とされてもかまわない」との祈りでした。何という驚くべき愛、また驚くべきたましいに対する重荷でしょうか。そして驚くべきとりなしの祈り。

Ⅱ.臨在の威力(33・14,17)

このモーセのとりなしの威力は32・7~11に記されている「会見の天幕でのモーセと神との交わり」から出ているものです。そして12,13節のとりなしの第2段の祈りをささげるモーセでした。「だれを私と一緒に遣わすかを知らせて下さいません。」(12)と。そのモーセの祈りへの応答が、このみことばでした。「わたしの臨在がともに行き、あなたを休ませる。」(14)‘My presence shall go with you, and I will give you rest.’ ‘presence’「臨在」は「顔」という原語が用いられています。「わたしの顔」があなたと必ずともに行くとの力強い約束でした。会見の天幕で、「主は、人が自分の友と語るように、顔と顔を合わせてモーセと語られた」(11)のでした。「ああ、あのみ顔が一緒に行ってくださるのだ!」と、モーセの内から喜びが湧き上がったことでしょう。それでもなお、第3段のダメ押しのとりなしの祈りが、「もしあなたのご臨在がともに行かないのなら、私たちをここから導き上らないでください」(15)だったのです。徹底した『臨在信仰』以外の何ものでもありません!

<お知らせ>

▷主の2021年、早くも1ヶ月経過しました。1月中の礼拝、祈祷会、役員会、かえるクラブが守られ感謝いたします。願わくは2月もこの形で継続できますようにと祈っています。

▷今日、明日にも「今月のメッセージ」「2月のお祈り」「ヘッダー(リース)」が更新されます。

▷次週2/7(日)は礼拝に続いて11:30~12:30と短縮された形での教会総会が行われます。2021年度の新たな良きスタートとなりますようにお祈り下さい。

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