先週からかえるクラブも再開しました!2020.7/12(日)

≪今週のみ言葉≫

「これによってその町の名はバベルと呼ばれた。主がそこで全地の言葉を乱されたからである」。創世記11章9節

説教題:『バベルの塔』

聖 書:創世記11章1~9節

 100年に一度の疫病新型コロナウイルスに加えて50年に一度の豪雨水害で、あたかもノアの時代を彷彿とさせるような日々です。新型コロナウイルス対応についても、さまざまに人間の弱さを見せられている昨今です。今週は『バベルの塔』を通しての神様からのメッセージです。

 Ⅰ.バベル(混乱)の始まり(創世記11章1~9節) 

 ノアの息子たち、セム・ハム・ヤペテより子孫が生まれたことが10章に記されています。その頃はBC2300~2200年頃で「全地は同じ発音、同じ言葉であった」(11・1)とあります。ところが人々は「さあ、町と塔とを建てて、その頂を天に届かせよう。そしてわれわれは名を上げて、全地のおもてに散るのを免れよう」(4)と互いに言い合って、塔を建て始めたのでした。これはまさにエバとアダムの内にあった、善悪を知る木から取ってはならないと命じられていた木の実を取って食べた時の動機と同じです。「名を上げて」神のようになろうとしたのでした。神はそれをご覧になって、「彼らの言葉を乱し、互いに言葉が通じないように」されたのでした(7)。「乱す」とは、ヘブル語の「バーラル」「混乱させる」との意味です。同じ発音、同じ言葉であったのが混乱させされ言葉と心が互いに通じなくなってしまいました。やむなく彼らは主によって全地のおもてに散らされていってしまったのでした。「これによってその町の名はバベルと呼ばれた」(9)。世の権力者となった最初の人ニムロデ王国の町の一つバベル(創世記10・10)のことであるともいわれます。やがて神にそむくこの世の国「バビロン」は、この「バベル」に由来しています。

 Ⅱ.バベル(混乱)の回復

 神の遠大なご計画の中で、ペンテコステの日から、バベルの回復が始まりました。10日間の待望祈祷の後、俄然、天より注がれた聖霊に満たされた120名ばかりの弟子たちに、朝の9時頃、きっと自分たちも驚きでしかなかったことが起こりました。すなわち「すると一同は聖霊に満たされ、御霊が語らせるままに、いろいろの他国の言葉で語り出した」(4)のでした!彼らがそこに居合わせた17カ国語の人々を前に、すべての人々がわかる国語で、「神の大きな働きを述べ」(11)たのでした!言語を超えて、神の福音(キリストの十字架と復活)がすべての人に伝えられ、理解せられる時が到来したということでした。すべての人は、ただ「キリスト・イエスにあって一つ」となれるのです(ガラテヤ3・28) 御霊の預言者エゼキエルは、まさにその聖霊なる神の生ける水の幻を神より見せられ、やがて天の神殿(御国)の幻を記しました。そして結びの節は「町の周囲は一万八千キュビトあり、この日から後、この町の名は『主そこにいます』と呼ばれる」(エゼキエル48・35)です。何と鮮やかな回復の幻でしょう!

<お知らせ>

▷「令和2年7月豪雨」で被害を受けておられる多くの方々、救援されている多くの方々のために、神の助けと慰めとを心よりお祈りいたします。

▷4/9(木)より、きっかり3カ月目の7/9(木)かえるクラブを再開しました。首を長くして待っていてくれたお友だち10名がまずは集いました。女子中学生2人、小学生男の子2人、女の子6人で、卓球や宿題、ゲームをして楽しみました。短い1時間の中、終わりの20分間で「み言葉タイム」、ミニ教会学校をしました。狭いキッチンでの「密」ではなく、卓球台のある広いベタニヤで、間を置いて座り、子ども聖書日課の木曜日の所を男の子が読んで、「ノアの箱舟」のメッセージにみんな熱心に聴き入りました。感謝でした!!

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