今月のメッセージ(2016年7月)

<ギデオン> 士師記6:11-18

2016年7月の花

すると、主は彼に向かって仰せられた。「あなたのその力で行き、イスラエルをミデヤン人の手から救え。わたしがあなたを遣わすのではないか。」(14節)

英国インマヌエル神学校で、ある旧約のクラスにて、ギデオンのことを語るたびに、”mightymouse”(マイティ・マウス「力あるネズミさん」)と呼んでは笑いが起こっていたのを思い出します。しかし、うがった表現だと今も思います。

ほんの子ネズミのような、あるいは聖書の表現では「大麦のパン」(7・13)にしかすぎないギデオンに神がご自身の力を着せて、主のため、民のため用いられました。もちろんそれまでに、臆病で小心なギデオンはしるしを求め、主はそれに答えてしるしを見せられるということを繰り返しました。(6・19-40)。が、「主がともにおられる(12、16節)、その主が遣わされる(14節)、そして力を与えられる(14節)」、これらのことがギデオンにとって、十分であったように、私にとっても十分です。

小野淳子著「神と共に歩む日々」より

 

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